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BONE BUILDING 骨造成でインプラント治療が可能に

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インプラント

「骨がないから、
インプラント治療は無理」と
治療を断念された患者様へ

インプラント治療を行う為には、インプラントがしっかりと植立するだけの骨量が必要です。骨量が不足してしまう原因には、通常は歯周病や抜歯などといった原因が考えられますが、中には生まれつきの骨格等が問題となりインプラントを植立させるのが難しい方もいます。

骨が足りない場合、そのままではインプラント治療を進められませんが、骨を増やす処置を受けていただいた上でインプラント治療が可能になります。当院では骨造成・骨移植を行っております。

骨が足りなくなってしまう原因

日本人は、欧米人と比べると顎の骨が細く、骨吸収が起こるとインプラントを安全に植立できるほどの骨量が維持できません。骨吸収が起こる理由には、主に次のようなものが挙げられます。

  • 重度の歯周病
  • 抜歯してから長期間経過している
  • 長く患った歯根の病気がある など

生まれつき骨格に原因がある場合

骨吸収が起こっていない場合でも、生来の骨格が理由で「骨が足りない」と言われてしまう場合もあります。以下の場合には、インプラントを埋め込むために、骨を増やす術式を用いる必要があります。


  • 上顎奥歯上部分の上顎洞(じょうがくどう)という空洞が発達している
  • 下顎に走っている神経の位置関係で、インプラントを深く埋入できない

症例に応じた骨造成術で
インプラント治療を可能にします

当院では、骨造成術を行っており、骨が足りない症例にも対応しております。もちろん骨量によっては、骨が多い場所を選んでインプラントを埋入するオールオン4などの方法もあり、骨不足であっても必ず骨造成をしなくてはいけないということではありません。患者様の希望や患部にあった方法で骨の不足を補うことで、インプラント治療をご提供いたします。

  • GBR(骨誘導再生法)

    骨の厚みや幅が足りないままインプラントを植立してしまうと、埋まっていなければならないはずのインプラントの一部が歯槽骨から出てしまうため、インプラントが露出することなくしっかりと植立できるようにGBRを行って骨量を増やします。

    インプラント埋入時にGBRを行う場合インプラントが露出した部分に粒状に砕いた自家骨(患者様自身から採取した骨)もしくは、自家骨と人工骨を混ぜたものを移植し、メンブレンという人工の膜を被せ剥離した歯肉を戻し縫合します。メンブレンは身体に吸収されない素材が使われ、骨よりも再生スピードが速い歯肉が歯槽骨が出来る予定のスペースに入り込まないためのガードの役割があります。
    骨量を多く増やす必要がある場合は、インプラント埋入手術を行う前にGBRのみの手術を行います。術後、約4~6ヶ月経過すると、移植部分が硬く安定します。

  • サイナスリフト・ソケットリフト

    上顎洞挙上術と呼ばれる骨造成術で、サイナスリフトも、ソケットリフトの2種類があります。
    上顎には、上顎洞(じょうがくどう)という副鼻腔があり、病気や抜歯後の放置以外にも上顎洞の形状によっても骨不足と診断されることがあります。サイナスリフトとソケットリフト、どちらの術式でも上顎洞を囲む粘膜(シュナイダー膜)を傷つけないよう押し上げて人工骨、もしくは人工骨と自家骨を混ぜたものを挿入して骨造成を行い、インプラントを埋入します。
    ソケットリフトは歯を喪失した箇所から上顎洞を押し上げ骨補填材を充填する方法で、骨の厚みが大幅に不足していたり広い範囲で骨造成が必要な場合は歯茎の側面から施術を行うサイナスリフトが用いられます。

    サイナスリフト・ソケット
    リフトについて詳しく
  • ブロック骨移植術

    ブロック骨移植術(ブロックグラフト法)とは、歯槽骨が足りない部分に骨のブロックを移植して骨幅や骨の厚みを増やし、インプラントの埋入が出来る部分を作る処置です。

    移植する骨は人工骨もしくは自家骨で、自家骨の場合はブロックを下顎のオトガイ部や下顎枝から採取し、インプラントの予定位置に移植します。ブロック骨移植術から約4~6ヶ月経過して移植部分が安定してからインプラント埋入手術を行います。自家骨・人工骨を利用した移植術は、他家骨などと違いご自身の骨を利用することで感染リスクの心配なく治療できます。

    ただし、手術は骨を採取する場所とインプラントを埋入する場所に行われ、外科的侵襲は大きいと言えます。また、大量の骨量を移植しなくてはいけない場合、脛骨や腸骨から自家骨を採取することになります。

  • エムドゲイン

    エムドゲインは、主に歯周病によって歯周ポケットが6mm以上(中度歯周病以上)の時に使用される薬のことで、歯周病により失われた歯槽骨の再生療法として非常に有効です。
    エムドゲインでの歯周病治療は歯肉を切開して歯根を露出させ、表面の汚れを徹底的に落とし、血液や唾液、汚れなどがない状態の歯槽骨にエムドゲインを置き歯肉を戻して縫合します。その後約2~数週間後に抜糸を行います。

    エムドゲインでの歯槽骨再生治療は、歯周ポケットが6mm以上で垂直に歯槽骨が吸収された症例に適用される非常に限定的な治療法ですが、インプラントを埋入する原因が歯周病である場合に骨を再生する方法として有効であると、新たな治療の可能性となっています。

骨造成に関するよくある質問

骨造成術における痛みが心配です……

骨造成術においても部分麻酔で術中の痛みはやわらげられます。ですが、術中の感覚が苦手で手術が怖いという方は、別途費用が掛かりますが静脈内鎮静法を併用した手術も可能です。骨造成の術後においても腫れる場合もありますが、処方する痛み止めの服用をしていただき痛みを抑えていきます。

自家骨移植の際、骨はどこから取ってくるのですか?

通常は、下顎のオトガイ部や下顎枝から採取します。歯科での骨移植の多くは口内から採骨しますが、移植する量が多い場合は腸骨(腰)や脛骨(足)などから採取することになります。しかし、人工骨の質や術式も改良され現在はそのようなケースはごく少数と言えます。

入院の必要はありますか?

骨造成術は治療部位に関わらず、手術を行ったその日に帰宅できます。帰宅後は、患部に負担をかけない範囲での食事や短時間のシャワーも可能です。

骨造成を伴うインプラント治療の成功率はどれくらいですか?

インプラントを単純に植立できる場合成功率は99%を超えますが、骨造成が必要になる難症例の場合は90%くらいです。1回の治療でうまくいかない方も、再治療を行なうことで95%程度の成功率に上がります。

年齢制限はありますか?

年齢制限はありませんが、インプラント治療が可能となるのは顎骨の成長が止まってからとなりますので、早くとも18歳以上にならないとできません。なお、年齢制限に上限はありません。

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